• 料金改定のお知らせ ピアノ劇場
  • パルシネマしんこうえん
  • オールナイト 落語会

  • 上映スケジュール
  • 料金について
  • 当館について
    • かわら版
    • お客様の声
  • 作品の紹介
    • 過去の上映作品
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • ツイッター ツイッター ツイッター

明けましておめでとうございます!今年もパルで映画を愉しんでいただけるよう頑張ります。近作案内はクリストフ・ガンズ監督が名作ファンタジー『美女と野獣』(△)のジャン・コクトーとディズニー・アニメ以来の映画化から。

野獣(ヴァンサン・カッセル)の怒りを買った父に代わり城に自ら囚われの身となった少女(レア・セドゥ)は尊大な怪物の瞳に哀しみが潜んでいるのに気付き…。栄華の面影を残した城での2人を中心に、家族や強欲な一団の物語が繰り広げられます。改めて実写版として観ると脚本により設定が少し変化していますが、起伏のあるドラマが美しく描かれ楽しめました。
6才の少年とその家族から始まって主な出演者をそのままに12年間に亘り撮影・制作して話題になった『6才のボクが、大人になるまで』(△)。3度の結婚に失敗した母のせいで様々な境遇に直面する子供たちの、その時々の心情や親子関係が丹念に表現されています。久々のパトリシア・アークエットと元夫のいい父親を演じるイーサン・ホークが素晴らしく、姉弟が親に翻弄される割にはクールに受け止め成長していく姿がリアル。ユーモラスなロマンスからファミリー映画まで幅広く手がけるリチャード・リンクレイター監督のユニークな手法が効いています。

アート系は気弱な青年がタイムトラベル能力を使って理想の女性との恋を成就させようとする『アバウト・タイム 愛おしい時間について』が新鮮なアイデアでとてもいいお話でした。

21歳の誕生日に父(ビル・ナイがいつもながら味があって、ナイス!)から家系男子に伝わる秘密を告げられた青年(ドーナル・グリーン)は、弁護士を目指してロンドンへ。可愛い女性(レイチェル・マクアダムス)に出会い、なんとか付き合いたいと何度もトライしますがちょっとしたミスから…。単なる喜劇ではなく、飄々とした父との絆も良く描かれ英国らしい表現。「ノッティングヒルの恋人」の脚本や「パイレーツ・ロック」を手がけたリチャード・カーティス監督・脚本だけあってロマンス、ヒューマン、コメディの要素が実に上手く溶け合い、3人とも役にピッタリですごくいい!オススメ♪

南仏の田舎町を舞台に1ツ星レストランvs移民の大家族が始めたインド料理店という形がはっきりしていて愉しかったラッセ・ハルストレム監督『マダム・マロリーと魔法のスパイス』。ある事件をキッカケに徐々に交流を持ち始めるお話が心地良かったです。

オーナー(ヘレン・ミレン)は最高の味とサービスが自慢で、真向かいに出来たお店の賑やかな音楽やスパイスの香りが気に入らない。感情的になっていたある時、インド料理店の息子が作るオムレツを口にした彼女はその味に驚き…。息子を応援しマダムとも心を通わせていく素朴な父親(オム・プリ)がお話の中でいいスパイスとなっています。 次にコメディ・フランセーズのギヨーム・ガリエンヌが自身の体験を基にした大好評の舞台劇の映画化『不機嫌なママにメルシィ!』(△)は脚本・監督さらに主人公と母親の二役を演じる快作。優しい男子はママに憧れ、言動も服装も女の子っぽく家族はゲイと勘違い。父親に男子校へ入れられるがイジメに合ったりして、自身を変えようとイギリス、ドイツ、スペインへ留学し色々と体験。コミカルなストーリーが意外な展開を見せ、全体にフランスらしいお洒落な表現で実に愉しい♪

一方、物理学者顔負けの少年(カイル・キャトレット)が大陸横断の旅に出る『天才スピヴェット』。道中多くのトラブルを持ち前の賢さと子供らしい行動で切り抜けるところが可愛く、愉しかったです。

北西部の農場主であるカウボーイの父、昆虫博士の母(ヘレナ・ボナム=カーター)、アイドルを夢見る姉と云うかなり風変りな家族は少年の弟の事故もあって気持がバラバラ。彼の革命的アイデアが権威あるスミソニアン協会に認められるが、親の許可が出ないと思い内緒で首都ワシントンへ。家族の描写やいろんな人に助けられなんとか間に合った授賞式でのスピーチも素晴らしい。異色作「デリカテッセン」や「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督だけあって大変ユーモラスかつ今作はスケール感もあり、少年がサイコー!おすすめ♪

邦画は『蜩ノ記』は藩命により切腹までの10年間を山里で過ごす元重臣(役所広司)と若侍(岡田准一)との心の交流ですね。

残り3年を切りある事情で送り込まれた監視役は、淡々と藩の家譜編さんにいそしむ凛とした姿や人柄に触れるうち真相を知ることに。小泉堯史監督らしい美しい映像で心情を静謐に描きます。 さて32年間パルしんで皆さんの笑顔や声に触れ嬉しくもあり、また大いに仕事への励みと充実感を得ました。ありがとうございます。名残惜しいですが、時々はお会いすることもあるかと思います。これからもパルをよろしくお願いします♪

歴代の編集人の方々を経て最後の9年間を担当させていただきました。映画を愉しむお手伝いが少しでも出来ていたならとても嬉しいです。ありがとうございました。

館内のドリンクは街の自動販売機より安いです。どうぞご利用ください。

みなさんが観られた映画の感想、パルへのご意見…etcをお聞かせください。ロビーの“なんでも用紙”にご記入の上、受付にお渡しいただくか、Eメールでも受け付けております。

文章中の『作品名』はパルでの上映決定作品、(△)は可能性のある作品です。トークを参考にして、色々な映画を愉しんでください。ご覧になりたい映画は日程を早めにチェック!

ページのトップへ戻る

Copyright© パルシネマしんこうえんAll Rights Reserved.